骨髄移植が1万例、さい血移植が5000例に! 両バンクが12月2、3日に相次いで
昨年12月2日、さい帯血バンクを介したさい帯血移植数が5000例に到達、翌12月3日には、骨髄バンクを介した骨髄移植数が1万例に到達しました。両バンクをあわせて1万5000人の患者さんが生きるチャンスを得たことになります。
1991年12月、全国のボランティアの運動が実り、公的骨髄バンクである骨髄移植推進財団が設立され、1993年1月にバンクを介した第1例目の非血縁者間骨髄移植が行われました。1万例到達まで公的骨髄バンク設立から17年、第1例目からは約16年が経過しています。
また、1995年には最初のさい帯血バンクである神奈川臍帯血バンクが設立され、1997年2月には、日本で第1例目の非血縁者間さい帯血移植が行われました。その後2001年に国内9つのさい帯血バンクが集まり「日本さい帯血バンクネットワーク」が設立されました(現在は11バンクが参画)。さい帯血移植は第1例目から約12年で5000例に到達したことになります。
私たち骨髄バンクのボランティアにとって、この2つのニュースはたいへんうれしく、感慨深いものがあります。骨髄バンクの設立運動から活動を始めたボランティアの先輩方、行政・医療関係者の皆さん、骨髄バンクやさい帯血バンクの職員の皆さんをはじめ、関係者の方々の長年に渡るご尽力の賜物であり、心から感謝し、ともに喜び合いたいと思います。そして何より、勇気を持って骨髄を提供していただいた1万人のドナーの皆さん、快くさい帯血を提供していただいたお母さんとそのお子さんに、深く感謝します。また、個人的には私自身も1万人のドナーの一人になれたことをうれしく思っています。
しかしながら、いまだに骨髄移植を希望する患者さんの約6割にしか骨髄移植が実現していない現実があります。さい帯血移植を含め、移植を必要とする全ての患者さんが、必要な時期に必要な移植を受けられることが私たちの願いです。そのためには、ドナー登録を増やすだけでなく、ドナーが提供しやすい環境づくりや、骨髄提供に対する社会の理解と協力を広げていくことが必要です。私たちはこうした活動をこれからも続けていきたいと思います。
今回、同時期に両バンクの移植例数が1万例・5千例に到達したことを記念して、東京の会も加盟している全国骨髄バンク推進連絡協議会では、「骨髄移植1万例・さい帯血移植5000例 ありがとうキャンペーン」を実施します。全国協議会が呼びかけて、骨髄移植推進財団・日本さい帯血バンクネットワークとの3者で合同のキャンペーンを行う予定でしたが、先月号の編集者雑記に記載されたように、実行委員会の中でキャンペーンの内容を巡って合意が得られず、ありがとうキャンペーンは全国協議会単独で行うことになりました。
12月21日には、その第1弾として「銀座街頭活動」が行われました(別掲記事参照)。銀座の目抜き通りをパレードした様子は、TBSテレビのニュースで報道されたので、ご覧になった方もいらっしゃると思います。このあと、沖縄から北海道までさくらの植樹を行う「全国リレー記念植樹」や、全国一斉街頭キャンペーン(2月11日)が行われます。東京の会でも、全国協議会の呼びかけに応じて、これらのキャンペーン活動に取り組みます。詳細については、会報やメールでお知らせしますので、多くの皆さんの参加をよろしくお願いします。(事務局長 二見茂男)

キティを先頭に銀座をパレード


