ようやく実現! 登録は18歳から ドナー登録基準を緩和へ
昨年12月24日に開催された厚生労働省の審議会である造血幹細胞移植委員会の論議を受けて、骨髄バンクのドナー登録基準が緩和の方向で改定されることになりました。改訂点の大きなところはドナー登録年齢の拡大ですが、その他にもいくつか注目すべき事項があります。
■登録は18歳、提供は20歳から
造血幹細胞移植委員会では、非血縁者間骨髄移植の推進のためには、ドナー登録者の増大が重要だとして、そのためにはドナー登録者の年齢の拡大が指摘されてきましたが、そうした声を反映することが決まりました。具体的には、実際に骨髄を提供できる年齢は現行の20歳からというままですが、18歳からドナー登録できることになりました。これにより、大学生への登録呼びかけには大きな期待ができそうです。
■登録時に家族同意は不要
また、これまでのドナー登録要件としてあった、骨髄提供について「家族の同意」が得られている方、という条件がなくなります。家族の同意はコーディネート段階では必要となりますが、登録時点では不問ということになります。
■ドナー登録の予約も撤廃に
ドナー登録の固定窓口である日赤の血液センターや献血ルームでは、これまで骨髄バンクのドナー登録を行うのには原則として予約が必要であるとしていましたが、この予約システムが撤廃されることになりました。これは、日本赤十字社による自主的な変更です。
■ビデオ閲覧も廃止に
これまでのドナー登録で、最も時間を要する部分がビデオでした。今後はこのビデオ閲覧が必須ではなくなり、廃止になります。しかし、財団としてはビデオを見たいという希望者のためにビデオを作成して用意しておくということです。
■DNA検査と個人情報
また、ドナー登録時のHLA検査がすべてDNA化に移行するのにともない、遺伝子検査についての同意を得るとともに、4月から施行される個人情報保護法に関する事項もチャンスなどに明記されることになります。
■チャンスを大幅改訂
こうしたドナー登録時の改定を受けて、骨髄バンクの登録用パンフレット「チャンス」をはじめ、説明書や申込書なども全面改訂となります。チャンスの改訂には大きな予算が必要となりますが、今回の改定がドナー登録推進には大きな意味があることだけは間違いありません。
■実施は3月からか
こうした改定の、特にドナー登録要件の変更については、厚生労働省から各関係機関あての行政通知によって初めて実現することになりますが、その通知は2月に発出されて、3月から実施ということになりそうな状況です。



