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第165号2006年1月1日号

2007年01月03日

財団に労働組合が設立

 最近、骨髄移植推進財団の事務局人事で異常な事態が続いています。一部マスコミからはセクハラ報道などもありましたが、確かに多くの職員の間では不満が渦巻いています。その証左として、このほど財団職員が労働組合を結成して、財団執行部と労働環境についての交渉を求めています。職員が団結し、雇用主と交渉することは日本国憲法で認められた基本的人権です。組合は労働環境の改善を求めていますが、私たち骨髄バンクのボランティアとすれば、移植を希望する患者さんへの斡旋業務と、ドナーの安全確保に基づいたコーディネート業務が円滑に推進できるよう、職場環境が改善されるとともに、現場の声が事業に反映されるより良い骨髄バンクとなるよう、組合活動を支援したいと思います。
 財団の組合「骨髄移植推進財団ユニオン」の執行委員長に就任した遠藤允氏よりメッセージが届いていますので、組合の「結成宣言」とともに掲載します。

★遠藤允執行委員長からのメッセージ
 財団法人骨髄移植推進財団(以下「法人」といいます)の現状を憂慮し、職場環境や労働条件の改善などを目標に、わたくしたち事務局職員は11月26日に「骨髄移植推進財団ユニオン」(以下「組合」といいます。略称:骨髄ユニオン)を結成しました。要求の実現を目指すため、12月2日夕刻、法人の正岡徹理事長に組合結成の通告書、要求書、団体交渉・不当労働行為の禁止申入書など必要文書を手渡しました。また、広く社会に知っていただくため、厚生労働記者会の加盟社を対象に記者発表も済ませました。
●要求項目は4点
 なお、結成大会において不肖わたくしが執行委員長に就任することになり、上部団体の政府関係法人労働組合連合(政労連:天下りに一貫して反対)に加盟しました。具体的な要求項目は4点ありますが、その内容は①事務局職員全員の正職員化 ②超過勤務手当の全額支給と職員の給与水準の全面的な改善 ③安心して働ける職場環境の実現 ④公平、公正な人事評価と人員配置ですが、最重点として取り組む項目は「事務局職員全員の正職員化」です。
●異常な大量退職者
 財団に「暗雲」のように横たわっている問題点について、あまり把握していない方もいらっしゃると存じますが、一言で表現すれば昨年8月に天下りしてきた常務理事が強権的人事管理によって、事務局員に「絶対服従」を迫り、多くの職員が「団結することなく退職していく」といった方向をとらざるを得ないという事実が存在するのです。退職していった職員数は、前常務理事(大石さん)時代の14人に対し、現常務理事時代は11月末までに26人にも上っています。これは、1年4カ月という同じ期間内の比較です。この数字によっても、最近の事務局の「異常さ」がお分かりいただけるものと存じます。
●労組結成の背景
 全国の支援ボランティアの皆さまには、わたくしたち事務局職員が置かれている苦衷をお察しいただきたいと存じます。ともすれば「患者さんをないがしろにするのではないか」と思われがちですが、現状のまま(幹部によるボランティア蔑視も含まれます)推移すればまさにそうなってしまうことを危惧し、そうならないように行動するための労組結成です。


                「骨髄移植推進財団ユニオン」結成宣言

 血液難病の患者さんとご家族などの関係者をはじめ、多くのボランティア、医療関係者の懸命の努力によって、財団法人骨髄移植推進財団が発足したのは1991年12月でした。日本の骨髄バンクは、厚生労働省の主導により、この財団が主体となって日本赤十字社と地方自治体の協力を得て成り立っています。
 骨髄バンクの目的は、非血縁者ドナーからの骨髄移植を希望するすべての患者さんにドナーを紹介し、それによって一人でも多くの患者さんを救命するための手助けをすることです。しかし、ドナーに恵まれず、骨髄移植を受けられない患者さんもいまだに大勢います。
 こうした実態を克服し、究極の目標を実現するためには、①ドナー登録者30万人目標の早期達成 ②コーディネート期間の限りない短縮が不可欠となっています。さらに、骨髄バンクを利用せざるを得ないために発生する患者負担金をゼロにするよう、財団の財政基盤を確立することも急務です。
 骨髄バンクが今後、さらに飛躍的な発展を遂げなければならない状況にあることは言うまでもありませんが、一方で運営実務に当たる骨髄移植推進財団の事務局職員は、劣悪な職場環境に置かれています。さらに不安定な身分ゆえ、思い切った発言ができない事態にもなっています。恣意的な人事決定がなされることも多く、公平性に欠ける面があります。契約職員で契約更改にならず実質的な解雇によって職場を去っていった職員もいます。
 給与体系についても、「国家公務員の給与表に準拠する」ことになっているものの、低水準に抑え込まれていたものが、2004年10月に職員平均で5%切り下げられました。相当数の職員がサービス残業を強いられている実態もあります。
 そうした現状から目を逸らさず、解決に努力しなければならない事務局幹部職員には強権的傾向が強く、多くの職員は戦々恐々としながら面従腹背を強いられているのが現実です。そうした雰囲気が、骨髄バンク事業の正常な運営・発展に寄与するはずもなく、問題点が顕在化することを最も危惧するものです。
 骨髄バンクの安定的な運営のため、解決すべき課題を多く抱えているにもかかわらず、それらの進展が見られなかったことについて、事務局職員も自ら襟を正す必要があります。ただ、一人ひとりの職員は小さな存在であり、これまでは正面切っての行動になかなか移れませんでした。
 全職員が一丸となって骨髄バンクの「究極の目的」を一日でも早く達成するためには、団結して事に当たる組織が必要です。それが労働組合だという結論に、私たちは達しました。
 私たち職員の生活と人権を守り、患者さんやドナーの方々への義務を忠実に果たすべく、世界に冠たる理想的な骨髄バンクを実現するため、自由闊達な職場環境の維持・発展を目指します。
                                          2005年11月26日 

財団人事問題の改革は依然不透明                                         東京の会の質問状に財団理事長から回答

 東京の会では、かねてから(財)骨髄移植推進財団で退職者が数多く発生し、また職員の人事異動が過度と思われるぐらい頻繁におこなわれるため、人事管理に問題があるのではないかとの懸念を持ち、既報のとおり、10月11日付「財団の人事管理の現況について(情報開示のお願い)」、10月26日付「財団退職者からのホームページ書き込み記事について」及び11月15日付「貴財団諸問題解決の手順について(ご質問と要望)」の3回にわたり、同財団理事長宛に質問・要望書を提出しておりましたところ、12月1日付、正岡徹理事長名文書で下記のとおり回答を受領しましたので、ここに開示いたします。


【財団理事長回答文書】
・10月11日付「財団の人事管理の現況について(情報開示のお願い)」について
 貴職より当財団の職員の身分種別など人事関連の質問をいただいておりますが、これらは、当財団の人事制度の詳細にかかわる質問であり、お答えできませんので、ご了解ください。
 また、平成17年10月14日付毎日新聞に報道された内容に関連する質問については、添付文書をご参照いただければと存じます。
・10月26日付「財団退職者からのホームページ書き込み記事について」について
 今回書き込みをされた方については、事務局の事務処理ミスにより交付文書に間違いがありご迷惑をかけた経緯はありましたが、それ以外については、手続き上問題がなく、本件のような例が複数発生しているということはありません。
・11月15日付「貴財団諸問題解決の手順について(ご質問と要望)」について
 現在調査中の事案でありますので、詳細の回答は控えさしていただきますので、よろしくご了解ください。調査が終了した時点で、ご報告させていただく所存ですので、ご理解いただきますよう、よろしくお願い申し上げます。


【添付資料】
●新聞報道に関するご説明
 新聞報道では、いくつかの事案について報道がされておりますので、それぞれについてご説明申しあげます。

1.一部職員による不適切な言動ありとの報道
(1)経緯
 8月下旬に、財団内部において、一部の幹部職員による不適切な言動があるとの報告を受けましたが、個人のプライバシーに関する情報が含まれていたため、理事長預かりとして慎重に対応を行ってきました。報告された内容の中には、氏名は明記されていませんでしたが、その内容から氏名を推定できる可能性が高いことがわかり、現在内部調査を行っているところです。
(2)現状と今後の対応
 上記のとおり、現在事実確認を行うための内部調査を行っておりますが、10月28日の常任理事会において下記のとおり決定し、今後の対応を進めていくことにしております。
・第三者による外部調査委員会を設置すること
・内部調査終了後、外部調査委員会に調査を委ねること
・職員の相談窓口を設置するとともに、ハラスメントの予防対策を検討していくこと
・職員になんらかの非違がある場合に備えて、査問委員会を設置すること
 本件については、外部調査委員会の調査を待つ所存ですが、いわゆるセクハラと報告された案件については、そうした行為を受けたとされているご本人から、そうした認識はないとの連絡を受けております。
 なお、外部調査委員会の最終報告が出た時点で、別途報告させていただく所存ですので、よろしくご了解を賜りますようお願い申し上げます。

2.人事異動の適切性についての報道
 報道では、一部常任理事への通知なく人事異動が行われたこと、並びに人事権の乱用について言及されておりますが、財団事務局の人事異動については、理事長に権限があり、今回の人事異動も、適材適所の見地及び業務の緊急性の観点から行われたものであり、その他の要因に基づくものではありません。

3.退職者が相次いでいるとの報道
 今年度に限らず、例年相当数の職員が転職・退職していることは、財団運営上の課題と認識しております。これには移植件数の増加等に伴う業務量の増加を初めとして、いくつかの要因が影響していると思われますが、今後、労働条件や労働環境などの対応について検討を行っていく予定です。

心のこもったご寄付ありがとうございました。                                             (2005.11.16~12.15)

大串紀代子さん 5,000円/栗本孝雄さん 3,000円/石坂直美さん 2,000円/小山田ヤエ子さん 10,000円/鈴木陽子さん 3,000円/梅田寿雄さん 3,000円/八戸信昭さん 1,000円/小松美穂さん 7,000円/西田淳子さん 2,000円/武智美和子さん 10,000円/橋爪由里さん 7,000円/清水一夫さん 7,000円/河村朝子さん 10,000円/野口祐一さん 7,000円/村上昌子さん 5,000円/大貫洋二さん 60,000円/島田英子さん 2,000円/中垣内千代子さん 2,000円/池田剛・裕子さん 7,000円/勝木敬子さん 1,500円/匿名 2,000円/藤崎百合子さん 900円

お寄せいただいたご寄付のうち、会費未納の会員からは会費(年3,000円)を差し引いて掲載させていただきました。

3カ所で『いのちの輝き展』

 このたび「大阪」「練馬区立中村小学校」「練馬区役所」の3会場において『いのちの輝き展』を開催することができましたのでご報告いたします。
 平成17年11月19・20日は大阪国際会議場で開催された『動物臨床医学会』第26回年次大会で、4000名を超える参加者を対象に今回で3度目となりました骨髄バンク普及啓発活動とともにパネルの展示。11月25~27日は、練馬区立中村小学校において全校生徒による作品の展覧会にあわせて保護者・生徒・教職員などを対象にパネルと骨髄移植を説明するロールスクリーンの展示。12月12~16日は、練馬区役所本庁舎2階・区民情報ひろば展示スペースで来庁した方々を対象に、あやちゃんの絵、MAMOのメッセージ、患者とドナーのお手紙のパネル展示をいたしました。
 3会場とも思った以上の方々が熱心にパネルを見てくださいました。熱心にパネルを見た後、うっすらと涙を浮かべる方、「どうすれば登録できるのか」と尋ねる方、ご自分の「思い」をお話なさる方など、見てくださった方々の反応は様々でした。「いのちの輝き展」を通じて闘病している患者さんの心の叫び、命の贈り物をしたドナーさん、骨髄移植で元気になった方のメッセージがご覧になった皆様の心に響いてくれるものと思います。そして生きることの素晴らしさ、命の大切さを心の中に刻み、ほんの少し骨髄移植などに関心を持っていただけたらと思います。また東京練馬の2会場では募金活動等は出来ませんでしたが、大阪では貴志真由子ちゃん手作りのかわいい小物の展示即売で15,200円、皆様の温かい気持ちが30,794円集まりました。これらは関西骨髄バンク推進協会を通じて骨髄移植推進財団へ寄付させていただきました。各会場での開催にあたりお手伝いをいただきました関西協会の甲斐様、福田様、奈良の山村様、東京の会の皆様本当にありがとうございました。また各会場関係者の皆様の多大なご理解とご協力に感謝いたします。(名川)

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練馬区役所・区民情報広場で

成蹊大学で学生の患者さんが訴え 献血・ドナー登録会を開催

12月12日(月)成蹊大学において、献血と骨髄バンクの登録が行われました。同時に、骨髄移植に関する講演会とパネル展を開催しました。成蹊大学には、骨髄移植を必要としている学生がいます。その学生に病気の話と骨髄バンクの必要性を訴えてもらいました。「私はもっと長い間生きたい」「みんなと同じように子供を持ちたい」、そう訴える彼女の言葉は、会場に来た約80名の学生や職員、地域の人の心に響きました。
 献血会場には常に献血を待つ人で列ができ、骨髄バンクには25名の方に登録していただきました。公演会パネル展を見た方の多くが登録に訪れてくださった結果だと思います。
 私がこの会を開催した理由はひとりでも多くの人に、骨髄移植を必要とする人のことを考えてもらいたいと思い開催しました。骨髄バンク登録に動いていない人の多くは、無関心なのではなく、知らないからなのだと感じました。身近なところにも病気とたたかっている人がいることを考えた人は登録に動いたと思います。今回の結果を見て、やはりひとりでも多くの人に訴え続け、知らせていくことはとても重要なのだと感じました。 (成蹊大学・板垣毅)

松川からリンゴ生産者も応援 世田谷ボロ市

 冬晴れの12月15・16日の二日間例年通り世田谷ボロ市が開かれ、東京の会も参加しました。

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今年も盛況、常連客もいます

 この両日には数十万人の人出があり、大にぎわいでした。長野県松川町からの芸術的なリンゴはみずみずしさと酸味甘みが程よくミックスされていて、また市田柿も大変上質のものを今回もたくさん送っていただきました。15日のお昼頃にはその松川町から世話役の森谷さんを初めリンゴ生産者5人の方がボロ市を訪れ、応援をしていただきました。遠路本当にありがとうございました。

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松川アップルズの女性陣も駆けつけました

 この他定番の蒲田の甘納豆・釧路の鮭トバ・韓国海苔と次々に完売し、また皆様から寄せられた新品の古着(?)・化粧品・買ってはみたものの小さくて履けない靴などを販売しました。ボロ市って本当に楽しいのです。
 今年は物売りの私たちのところへ物売りがやってきました。弁当の出前です。注文を取って昼に弁当を配って歩くのです。熱々のお茶缶つきで皆に好評でした。それに東京の会には素晴らしい美声でしかも実に楽しい口上の持ち主がいて、その人が売り声を上げると人だかりがします。
 今年もその方が一日来て下さいました。本当のことを言うと筆者も真似をしたいのですが、これは渥美清の寅さんと同じ、決して真似のできるものではありません。「おんな寅さん」ありがとうございました。
 新年も1月15・16日と世田谷ボロ市が開かれます。皆様どうぞお出かけください。(中谷光子)

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財団への患者支援の寄付は通信欄に「患者負担金等支援基金」と必ずご記入を!

 昨年末12月に骨髄バンクから送付された「骨髄バンクニュース」にご寄付のお願いの文章が記載された振込票が同封されていました。
 お願い文の冒頭の文章は、皆様からいただくご寄付は、無条件で患者負担金の免除による患者支援に使われるように受けとれる表現となっておりますが、骨髄バンクへの寄付金は一般会計に入る寄付金と患者負担金等支援基金に繰り入れられる寄付金の2種類があり、振込票通信欄に特に「患者負担金等支援基金」と記入のない寄付金は一般会計に繰り入れられる仕組みとなっています。
 一般会計に組入れられると、用途指定がないため、財団が運営資金として使われるため直接的に患者負担金の減免のために使われる保証はありません。財団(骨髄バンク)の仕事は広い意味で骨髄移植による患者さんの救命にかかわる仕事なのだから、寄付金がどのように使われても良いとお考えの方は別にして、今回同封された振込み票のお願い文書を読んで、患者負担金減免による患者さん支援に使われることを希望してご寄付される場合には振込票通信欄に「患者負担金等支援基金」と必ず記入されるようお願い致します。
 患者負担金は骨髄バンクに特有の制度で、本来医療保険(健康保険)によって賄われるべきものと考え、関係機関への働きかけを行ってきました。数次の保険適用及び国庫補助金増額の結果、現在では二十数万円まで逓減してきていますが、少なくなったから良いというのでなく、私どもボランティア団体としては本質的解決を図るべき問題点として、保険適用による解消を推進しいきたいと考えています。
 一般会計繰入寄付金にについては、財団発足当初の保険収入、国庫補助金収入が確立されていない時期に、財団財政基盤強化の手段として患者負担金と共に収入面でウエイトが高かったのですが、財団の運営費用は保険適用拡大に伴う医療保険収入を主とする事業収入への依存度を高めるべきものと考えています。

★東京ドナー登録会予定(1月)★

1月11日(水)江戸川区役所(江戸川区)
1月11日(水)国際ビルヂング(中央区)
1月11日(水)足立区役所(足立区)
1月11日(水) 日本赤十字社本社(港区)
1月12日(木)足立区役所(足立区)
1月12日(木)杉並区役所(杉並区)
1月13日(金)足立区役所(足立区)
1月25日(水)東京都庁(新宿区)
1月26日(木)東京都庁(新宿区)
1月26日(木)江東区役所(江東区) 
1月27日(金)東京都庁(新宿区)

編集者雑記

▼本誌の冒頭に掲載しましたように、骨髄移植推進財団に労働組合ができました。財団を主管する官庁は、皆さんご存じのように厚生労働省です。骨髄バンクという国民の健康に関与する厚生行政の中心です。しかし、厚生労働省所管のもう一つの大きな業務に労働行政があります。当然、労働組合も範疇です。
▼財団の組合「骨髄ユニオン」に対しても、そうした背景があるのですから、法律に則った対応が行われるものと誰もが思っていたのですが、どうやらそうでもないようです。財団執行部の重要なポジションには厚生労働省のOBがいて、その辺のことはよくわかっていると思ったのですが、単なる先入観念であったようです。
▼「骨髄ユニオン」は組合結成を宣言するとともに、財団執行部に団体交渉を開催するよう要求しましたが、回答は団体交渉は1カ月以上先にしたいとして、団体交渉が開催できない額が続いています。少なくとも、組合結成を受けて、すぐにでも暫定的な労働協定を結ぶ必要があるのですが、手つかずの状態となっています。
▼正当な理由がなく団体交渉を拒むと、労働組合法の「不当労働行為」にあたるおそれがありますが、その辺のことは厚生労働省OBならば当然理解しているはずです。誠意がないという印象を持ってしまいますが、口頭では「誠意をもって交渉を行う」と表明しているそうで、真意がよくわかりません。
▼さて、財団職員の退職が非常に頻繁なことは事実です。ですから総職員数も常に変動しているようですが、2005年11月末現在では67人だそうです。そのうち3分の2が東京の中央事務局で、残りの3分の1が地区事務局勤務だそうです。ユニオンによると現在の組合員数は中央事務局の約半数であるとしています。
▼今後は、より組合員数を増やし、地区事務局職員にも参加を呼びかけるとしています。ところで、67人のうち正職員はわずか15人だけで、あとは契約職員、非常勤職員、臨時職員です。でも、非常勤職員という名であっても常勤しているのだそうです。要は給料の体系が違うということのようです。
▼ところで、財団の部長は4人ですが、昨秋の異動で2人の新部長がうまれ、部長だった2名は参事(部長級だがスタッフはなし)になりました。しかし、組合ができると、入職1年の契約職員を「労務担当参事(部長級)」に任命しました。普通なら、こういうのを抜擢人事というのでしょうが、どうも違和感がぬぐえません。
▼何しろ、全職員67人という組織に部長級が7人も存在するのです。確固たる人事方針が見えないばかりか、見方によっては場あたり主義で、でたらめな印象すら持ってしまいます。財団内部の人事をめぐる混乱が、ドナーコーディネートの現場や骨髄移植を待つ患者さんに影響がないことを祈るばかりです。
▼と、ここまで書いてきて、本誌の校了(編集の最終)段階になって、組合は平成17年12月22日付で、東京都労働委員会にあてて「不当労働行為救済申立書」を提出した、との情報が飛び込んできました。申立人は「政府関係法人労働組合連合」と「骨髄移植推進財団ユニオン」の連名で、被申立人は骨髄移植推進財団です。
▼申立書の記載された「請求する救済の内容」には、組合が「12月2日付で申し入れた要求書についての団体交渉に応じなかった」ことと再度「12月9日付で申し入れた要求書についての団体交渉を理由なく拒否」したことに関しての「救済と、ポスト・ノーティスの実施」を求めています。
▼「ポスト・ノーティス」とは、不当労働行為の救済命令において、財団に対し命令の主旨を表示する文書の掲示を命じることであり、財団が不当労働行為を行ったことを広く国民に周知徹底させ、同じような不当労働行為の再発を抑制する目的で命令されるものをいいます。財団の組合は発足と同時に争議という様相を呈してきました。

♪「1月定例会」/2月会報発送「おりおり」 のお知らせ♪

●●●「1月定例会」●●●

1月19日(木)午後6時30分より
会場:全労済東京・レインボー会館3階会議室
 ※新宿駅下車7分(新宿区西新宿7-20-8) 
   青梅街道新宿警察署前しあわせ銀行の角入ってすぐ右側
 ※地下鉄丸の内線「西新宿」駅ができて便利になりました。西新宿駅下車1番出口徒歩2分

2月定例会予定・2月23日(木)午後6時30分より


●●●2月会報発送「おりおり」●●●

2月4日(土)12時30分より
場所:品川運輸・4階会議室 
    JR大井町駅徒歩8分・京浜急行鮫洲駅徒歩2分(品川区東大井2-1-8)
※今お読みになっている「東京の会通信」を1500通折って封入して発送します。簡単な誰にでもで
 きる作業です。いつも人手が足りません。どうかご協力を。

3月「おりおり」予定・3月4日(土)12:30より


どなたでもお気軽にご参加ください

11月末日現在 登録・適合状況

◆◆◆日本骨髄バンクの登録患者と検査済登録ドナー◆◆◆

ドナー(全国) 登録者累計 229,142人/11月登録分 5,225人/11月抹消分 547人/実質登録増 4,678人
ドナー(東京) 登録者累計 35,389人/11月登録分 668人/11月抹消分 74人/実質登録増 594人
患者(全国)  登録者累計 19,541人/11月登録分 181人

◆◆◆患者とドナー登録・適合状況(11月末日現在)◆◆◆

ドナー登録受付者数(累計) 291,458人
ドナー登録抹消者数(累計) 62,316人
有効二次検査済ドナー数 228,771人( 11月4,697人増)
二次検査適合ドナー数(累計) 120,284人
実質登録患者実数(現在) 3,140人( 国内1,487人)
HLA適合患者数(累計) 15,875人( 患者累計数の81.2%)
非血縁移植実施数 6,947例( 11月実施64例)

About

「東京の会通信」の「第165号2006年1月1日号」のページです。発行月別に掲載しています。

先月号は第164号2005年12月1日号です。

次月号は第166号2006年2月1日号です。

他にも多くの記事があります。メインページすべての通信も見てください。

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