メイン

第166号2006年2月1日号

2007年01月03日

2005年の骨髄バンクは新記録ラッシュ                                     過去最高! ドナー登録数・移植症例数

 昨2005年は、日本骨髄バンクにとって、記録更新の年となりました。
 昨年1年間で骨髄バンクを介して行われた非血縁者間骨髄移植は、915例で過去最多だった2004年の798例を117例も上まわるという症例数となりました。
 また、ドナー登録者数は昨年1年間で31,265人増加して、2005年12月末現在では232,194人となりました。こうしたうれしい記録の更新は、私たち骨髄バンクのボランティアにとって、運動に張り合いの出る妙薬です。さらに、目標の30万人達成に力を注ぎたいと思います。
 ところで、財団が発行する MONTHLY REPORT(平成18年1月号)では、ドナー登録者数の最多記録について、次のように伝えています。上記の数字とはちょっと違うのでご注意して読んでください。
 平成17年(1~12月)の年間データは、ドナー登録者数が39,233人(これまでの過去最多は16年の28,388人)、移植例数が915例(同798例)と、最多記録を更新しました。
 ドナー登録者は、4万人突破はならなかったものの初の「3万人台」で、“低迷期” の平成7年~9年の3年間合計(39,903人)にも匹敵する数字です。13年からはずっと2万人台が続いていましたが、昨年7月以降の急激な伸びが最多記録に結びつきました。
 ここでいうドナー登録者数は、その年に骨髄データセンターに新規に登録された数値です。財団はドナー登録者数を語るときは、常に全登録者数から登録抹消者を差し引いた数、つまりその時点での「現在数」でしたが、今回は意味が違っているようです。その辺の説明がなくて少々舌足らずな表現なので、注意が必要です。なお、具体的なデータの推移は別表の通りです。
 さて、どうして昨年は移植症例数もドナー登録も記録更新ができたのか、その辺を十分に分析し検討する必要があると思います。そうすることで、今後の方向性に大いに役立てることが重要ではないでしょうか。

●年間ドナー登録数の推移
1992年・・・新規登録 16,443  純増数 16,270
1993年・・・新規登録 20,809  純増数 20,423
1994年・・・新規登録 23,428  純増数 22,044
1995年・・・新規登録 12,927  純増数 10,549
1996年・・・新規登録 12,319  純増数 9,584
1997年・・・新規登録 14,657  純増数 11,889
1998年・・・新規登録 21,781  純増数 17,854
1999年・・・新規登録 22,053  純増数 17,411
2000年・・・新規登録 15,227  純増数 7,988
2001年・・・新規登録 22,239  純増数 14,062
2002年・・・新規登録 22,812  純増数 16,252
2003年・・・新規登録 23,248  純増数 16,394
2004年・・・新規登録 28,388  純増数 20,580
2005年・・・新規登録 39,233  純増数 31,265
累計    新規登録 295,564 純増数 232,194

●年間移植数の推移
1993年 移植数 85
1994年 移植数 181
1995年 移植数 341
1996年 移植数 368
1997年 移植数 400
1998年 移植数 453
1999年 移植数 554
2000年 移植数 700
2001年 移植数 734
2002年 移植数 758
2003年 移植数 730
2004年 移植数 798
2005年 移植数 915

唐突な財団事務局一部移転計画

 現在、骨髄移植推進財団では事務局の一部移転という問題が突如として持ち上がり、大きな波紋が広がっています。
 現在の事務所が手狭になったことを理由に、今年度内に一部を移転して新たな事務所を借り、さらに来年になって事務局すべてを収容できるビルに移転しようという話です。なぜ、そのような計画を立てるに至ったのかなど、その経緯についてはつまびらかになっていませんが、これを実施するには単に事務所の賃借料だけにとどまらず、多額の余計な経費の出費が必要となります。このような移転計画が先ほどの常任理事会で急きょ提案され、承認されるという事態となりました。
 財団の事務所経費は国庫補助金の対象となってはいません。つまり、その他の収入である患者負担金と寄付金がこれに使われることになります。計画性の乏しい無駄な経費をともなう今回の事務局一部移転には、大きな問題があります。東京の会ではこのたび、事務局移転計画の見直しを求める要望書(別掲)を財団の正岡理事長あてに提出しました。


財団法人 骨髄移植推進財団
理事長  正岡 徹 殿
                                   2006年1月19日
                                   公的骨髄バンクを支援する東京の会
                                   代表 新田恭平

             貴財団事務所増床計画の見直しについて(要望)

拝啓 厳寒の候、貴財団におかれましては、ますますご清栄のこととお喜び申しあげます。
 ドナー登録者数が最近6ヶ月間、従来に比して約2~3倍に及んでいることは、まことに喜ばしく大
慶に存じます。
 さて、去る1月13日開催の常任理事会におきまして、貴財団における業務量の増加とこれに伴う人員増を理由として、事務所面積の約70坪の増床を決定され、これに伴う経費として約29百万円(17年度13.5百万円、18年度15.8百万円、19年度?)の支出を承認されました。
 貴審議資料によれば、今後平成19年5月に更に全組織を収容できる事務所への移転計画があり、本物件の賃借はそれまでの「つなぎ」の役割を果たすもので、全面移転による再移転により、敷金以外は返還されず、仲介手数料と什器等移転費用は短期間に重複発生します。
 このような費用を負担しての増床を決定されましたが、必要増床面積算定に当たっての事業計画とこれを裏打ちする人員計画及び設備計画が欠けており、増床計画の決定のプロセスが不透明であると思われます。
 財団の財政は、患者負担金、医療保険収入、寄付金、補助金からなっており、管理費用の無駄な費消はは厳に避けるべきものと考えます。
 財政にもし余裕が生じるならば、先ず患者負担金の軽減に向けるべきであり、管理費の増加は事業量とこれに必要な人員を厳密に算定し、必要最小限に管理するとともに、業務の合理化を推進し、低減を図っていくべきものと思料いたします。
 つきましては、今回決定された貴財団事務所増床計画については、実施を延期され、検討の漏れていた部分について再検討し、その結果を情報開示の上、実施されるよう、要請いたします。
 なお、本要請は貴財団の事務所面積をいたずらに狭隘のまま維持して欲しいとのことではなく、1年余りの再移転までの比較的短期間の問題であるため、職員の皆さんの知恵と意見を借りて対処が可能ではないかと考える次第です。
                                                     敬具

★東京ドナー登録会予定(2月)★

2月1日(水)練馬区役所(練馬区)
2月2日(木)品川区役所(品川区)
2月8日(水)大田区役所(大田区)
2月9日(木)京橋築地小学校体育館(中央区)
2月12日(日)せたがや梅まつり(世田谷区)
2月15日(水)荒川区役所・荒川公園(荒川区)
2月17日(金)新宿区役所(新宿区)
2月24日(金)北区役所(北区)

Newface 新会員紹介  野沢明男さん

 東京の会の皆さん、はじめまして。野沢明男と申します。私は平成10年2月、急性リンパ性白血病を発病し、一年半にわたる化学療法を経て、骨髄バンクを介した骨髄移植を受け、今に至っています。骨髄を提供して頂いたドナーさんを初め、たくさんの方々のご協力を得て、私は運良く最高の治療を受けられました。これを必要とする方が、私と同じく、夢と希望に向かって歩み始めるお手伝いをしたいと思います。よろしくお願い致します。

%E9%87%8E%E6%B2%A2%E3%81%95%E3%82%93.bmp

「山梨県骨髄バンクを推進する会」について

 「山梨県骨髄バンクを推進する会」は、骨髄バンクへのドナー登録を推進することなどを目的に平成7年3月に設立されたボランティア団体で、現在、40名ほどの会員が登録しています。
 「推進する会」の会長は高遠勲さん(38歳)という方です。
 高遠さんの息子さんは、骨肉腫にかかり長く辛い闘病生活の後、骨髄移植を経て健康を回復、現在は元気に中学校に通っています。
 以来、高遠さんは、仕事は二の次? で「推進する会」の活動に積極的に関わり、登録会ではいつも説明員を引き受けてくれています。
 「推進する会」は、平成15年8月から毎月1回、日赤の移動献血に併せて骨髄ドナー登録会を開催するようになり、市町村や大学などで登録を呼びかけています。翌月の日赤の移動献血日程をFAXで送ってもらい、献血者が多く集まりそうな場所を登録会場として選んでいます。日赤の移動献血に併せて登録会を実施する方法をはじめてから2年余りが経過しましたが、今では日赤の方々ともすっかり顔なじみになり、献血の受付をお手伝いしながら骨髄ドナー登録を呼びかけるやり方もすっかり定着した感じがします。
 1月の献血併行型登録会は、県立産業技術短期大学を会場に、1月11日(水)に開催され、35名の方に登録いただきました。最近は、様々なメディアを通じ骨髄バンクのことが一般の方に知られるようになり、登録会でもコンスタントに登録者を確保できています。
 本当は、献血併行型の登録会に限定せず、もっと頻繁に単独の登録会を開催したいのですが、「推進する会」には安定的な財源がないため、登録会に必要な医師を自前で確保することができません。このため、年に1回だけですが、県の保健所の所長を医師として確保した単独のドナー登録会を例年12月に開催することにしていて、昨年も12月18日に大手ショッピングセンターを2カ所確保しました。
 登録会を開催するにあたり、開催前1週間、地元のラジオ局に登録を呼びかける広報番組を毎日放送していただくとともに、登録会当日は、県内にある大学の学生サークルによる骨髄バンク応援パフォーマンス(合唱)の披露(写真)、少年野球チームや「推進する会」の会員の子ども達らによる啓発活動の応援など、多くのご支援をいただきました。当日の登録者数は2会場で合わせて103名。もちろん、山梨県における一日の登録者数としては過去最多を記録し、毎月骨髄バンクが発行しているマンスリーレポートで、山梨県の12月単月の登録者の伸び率が高知県に次ぐ全国第2位と報じられ、今後の活動に向け大きな励みとなりました。
 「推進する会」が行うドナー登録会以外の活動としては、県内各地で開催されるボランティア祭りなどのイベントで啓発活動を実施したり、骨髄バンクチャリティコンサートと銘打ったピアノ三重奏の集いを開催しています。このチャリティコンサートは、若木さんをはじめ東京の会の支援をいただき、一昨年から開催するようになったのですが、とてもレベルの高い演奏で好評を博していますので、今後も引き続き開催して骨髄移植への理解を深めていきたいと考えています。
 「推進する会」の事務局は、山梨県庁の福祉保健部医務課にあり、日赤との連絡調整、各種イベントの企画などを行っています。「推進する会」と同様、県も少ない予算しかありませんが、ボランティア団体と行政が一体となって、一日も早くドナー登録目標達成率100%が実現されるよう頑張っていきます。(平成17年12月末現在で山梨県は84.6%)(山梨県骨髄バンクを推進する会  河口誠一)

%E5%B1%B1%E6%A2%A8%E9%AA%A8%E9%AB%84%E3%83%90%E3%83%B3%E3%82%AF.bmp

1月もボロ市は盛況

 世田谷ボロ市に12月に続いて1月も参加しました。15日は今年の寒い冬の中では別格の穏やかな天気に恵まれた日曜日で、おまけにその朝NHKの「小さな旅」というTV番組で世田谷ボロ市が取り上げられて放送されたために、番組が終わったころから、今までにない大変な人出となりました。
 おかげさまで東京の会で用意した韓国海苔、釧路の鮭とばは1日でほとんどが売れてしまい、若木さん出品の沖縄春うこん粒や皆さんから寄せられた衣類・雑貨も骨髄バンクへの協力して下さる皆さんが次ぎつぎと買って下さり、16日も気象情報が外れてよい天気になって、まあまあの人が出て、午前中の早い時間で韓国海苔も鮭とばも完売となりました。
 あとは東京名物蒲田の甘納豆屋さんの品物が頼りという状態となりましたが、これも午後2時半頃には売り切れとなり、店じまいとなりました。
 店じまいになっても15日に代済みでスニーカーをお預かりしていたお客様が現れず、会の事務所に持ち帰っていたところ、翌日になって保存会本部の世田谷信用金庫に購入者から申し出があり、新田代表が東京の会事務所まで取りに行って無事お渡しすることができました。健康増進のためにウオーキングをやっている高年の男性のお客様でした。

1%E6%9C%88%E3%83%9C%E3%83%AD%E5%B8%82.bmp

 今回、蒲田の甘納豆屋さんのお嬢さん谷口千秋さんがご両親を手伝ってボロ市に参加してくださったので、感想文を書いていただきました。彼女はいま高校3年生、4月からは大学生になります。


 前に進むことができないほどの人の多さ。遊園地やコンサート以外でこんなに多くの人を見たのは初めてでした。なぜこんなにたくさんの人がボロ市に来てくれるんだろう?
 その答えは骨髄バンクの方々と一日一緒にいてわかりました。骨髄バンクの人たちが海苔や本などを売る横で、私が甘納豆を売っていると、横から元気な声が聞こえてきて、見るとニコニコと笑っているのです。その声や笑顔に誘われて、集まったお客さんも自然と笑顔になっていました。きっと気持ち良く買い物ができるからボロ市に多くの人が来てくれるんだと嬉しくなりました。ボロ市に参加出来て本当に良かったです。 (谷口千秋)

%E8%B0%B7%E5%8F%A3%E3%81%95%E3%82%93.bmp
1月のボロ市で(中央が谷口千秋さん)

映画「火火」小平で上映会

●「火火」を見ました
 1月7日、小平で「火火」上映会があり見てきました。白血病を題材にした映画なのではじめから重い映画なのかと思っていましたが、前半は主人公が子ども2人をかかえ、苦しい生活ながらも一生懸命陶芸に打ち込む姿がおもしろおかしく描かれていました。会場には時折笑い声もあがっていました。そのような前半の内容があってこそ、後半の白血病と闘う姿がとても感動的でした。私がとくに印象に残っているのは、息子さんが息を引き取るときに、お母さんが「先に行って待ってて。お母さん仕事すませてから行くから!」と言った言葉です。息子としては親よりも先に逝くことはどんなに親不孝だろうと無念でならないけれど、その母の言葉でとても安心して、先に天国で待っていられる、母の愛がいっぱい詰まったおまじないに私は感じました。見終わったあと母の肩でも揉もうかしら! なんて思いました。 (飯島孝江)

●「火火」はやっぱり感動した!  
 2006年1月7日、ルネこだいらの大ホールで映画「火火」の上映会があり、東京の会も協力しました。主催は「文化を楽しむ市民のつどい」という地元小平のみなさんで、第1回目の活動として映画「火火」を上映することになりました。準備会には監督の高橋伴明さんもおみえになり、お話をうかがいました。何度も会合をしてチケットの販売などに苦労をされていましたが、楽しい準備会でした。
 当日は3時と6時20分の2回の上映で、884名の方がチケットを求めて、映画「火火」を見てくださいました。5時20分からは高橋伴明監督のトークがあり、作品への思いや撮影の苦労など話されました。
 女性陶芸家神山清子さんの生きざまに監督自身の亡くなったお母さんの姿を重ねて、強くそして優しい母親像となり、白血病やドナー運動についてもきちんと描きたかったと語られました。主演の田中裕子さんが本当に足を骨折したため、映画でもギブスをつけ、杖をついての名演技となったそうです。会場からのご意見や質問も多数あり、特に女性から「今年の年賀状で、息子の親友がこの病気になり、闘病していることを知りました。」という発言は会場のみなさんに驚きを与えたようです。
 ルネこだいらで再度見た「火火」は、最初の感動とは違うものがあって、良い映画は何度見ても心をうごかされることがわかりました。「文化を楽しむ市民のつどい」からは募金と原作本、パンフレットの売上金収益などを寄付していただきました。本当にありがとうございました。
 東京の会のメンバーも多数集まり、野村さんと高橋監督が学生時代の友人だということで、久しぶりの対面もありました。その後新宿にて東京の会の新年会となり、おおいに盛り上がり楽しい一日となりました。(大塚)

たすきリレーとバンクの赤いのぼり

 東京の会と全国協議会では2001年から箱根駅伝の沿道で骨髄バンクのノボリを立てて、選手の応援と骨髄バンクの普及啓発をしています。今年も箱根宮ノ下とJR田町駅などで活動をしました。
 箱根駅伝の応援に初めて参加しました。1月3日復路、JR田町駅近く、このコーナーを曲がると一路まっすぐ大手町へという交差点が応援場所です。12時過ぎに骨髄バンクの赤いノボリの準備ができました。ビルの谷間で風が強く、握る手に力が入ります。「前に倒さないように!」「裾は握っていても、応援の時はピンとはるように!」東京の会のメンバー6人と声を掛け合いながら待ちました。周囲のノボリは読売新聞と骨髄バンクのみです。待っている間も皆さんが覗き込んでくれました。「先導車が来ましたよー」亜細亜大を先頭に若き力が一気に走り去ります。ビルの上のカメラが動き、上空をヘリコプターが飛んでいます。大きな声で声援しました。そして心の中で「映して下さいね。赤い骨髄バンクのノボリの列も……」
 出発を見送った方、沿道で同じように声援を送った仲間がたくさんいると聞きました。選手のさわやかな姿と共に、熱い心地よい思いをいただいて帰路につきました。
 私は登録ボランティアとして財団で活動しています。電話の問い合わせや資料の発送が主ですが、昨年の登録条件の変更と公共広告機構の井原さんの反響で今までにないうれしいお声が届いています。 (磯田春江)

%E5%BE%A9%E8%B7%AF.bmp
1月3日復路、田町駅前で

心のこもったご寄付ありがとうございました。                                          (2005.12.16~2006.1.15)

小金井聖公会婦人会 10,000円/小山田ヤエ子さん 3,000円/匿名 20,000円/土田芳孝さん 5,000円/及川耕造さん 6,500円/渡辺久江さん 7,000円/村山みねさん 10,000円/山崎治夫さん 7,000円/高橋秀彰さん 2,000円/溝口麻里子さん 2,000円/中山由美さん 3,000円/匿名 37,500円/匿名 5,000円/東井朝仁さん 10,000円/伊藤史郎さん 2,000円/武智美和子さん 10,000円/(元)東京八王子シティーライオンズクラブ 846,390円/文化を楽しむ市民のつどい 44,000円

お寄せいただいたご寄付のうち、会費未納の会員からは会費(年3,000円)を差し引いて掲載させていただきました。

編集者雑記

▼日本骨髄バンクの主体となっている骨髄移植推進財団の内部、昨年から不協和音が次々と発生しています。職員に対するパワハラ・セクハラ問題、それとは無関係ではない労働組合「ユニオン」の結成。さらには、ここにきて急に事務局の一部移転問題と、休む間もなく新たに厄介な問題が持ち上がっています。
▼労組問題については、先月号でもその経緯を紹介してきましたが、どうも最初の話し合いすらうまくいっていないようです。労組ユニオンは11月の結成以来、団体交渉を求めてきましたが、財団側(法人)はずっと先延ばしして、ついには労働委員会に不当労働行為の救済を申請したことは、先月号でお伝えした通りです。
▼その団体交渉がユニオンの呼びかけから何と2カ月も経過した1月23日に開催されました。ようやく話し合いのテーブルについた、と安堵したのですが、交渉の内容は貧弱なものだったようです。ユニオンが文書回答を求めた要求内容に口頭で回答して書き留めるように要求したたため、協議が成り立たなかったというのです。
▼しかも、法人側の出席者には責任ある立場の役員はいませんでした。当然、出席すべき常務理事(事務局長)も病欠とのこと、代わって労務担当参事(部長級)と総務部長、そして弁護士でした。この弁護士は昨年暮れに財団と顧問契約を結んでいたそうです。ユニオン側は執行委員長以下三役が出席しました。
▼最初から、役員は欠席して弁護士にまかせるという手法は、どうも真摯な姿勢が見えてきません。そして、どうやら雇用主側が雇用者側を敵視しているようにも見えなくもありません。まるで、数十年前の労使関係によくあったような図式が見え隠れしてきます。何とも時代錯誤のイメージを感じるのは私だけでしょうか。
▼日本のような成熟した資本主義社会にあって、労使対立の構図は珍しいものになりました。労使は対等であること、労使が協調して事業を推進して行くことこそが今の社会で求められているものです。しかも、労働者が快適に働ける環境をつくる仕事を目的とする厚生労働省が所管する法人での出来事は奇異といわざるを得ません。
▼さらに、こうした法人側の姿勢には、多大の経費がともないます。弁護士や労務コンサルタントに支払う費用は年間でかなりの金額になるものと見られています。大企業でも労務専門の顧問弁護士を置くところは多くありません。なぜ、役員(常務理事)自らが労組と膝をつき合わせて話し合おうとしないのでしょうか。
▼最近の財団は、使わなくてもいい経費を使おうとしているように見えることが目につきます。事務局の一部移転もそうです。ユニオンもこの移転には反対しています。現場で働く職員も、現状は手狭だが全面移転まで現状で乗り切ろうとしています。無駄遣いするよりも、もっと他にお金の使い道があるのです。
▼それにしても、どうして一部移転が必要なのか、説得力がありません。一方で、常勤の役員が、一部移転したらそこに役員の個室を作る、と職員を前に豪語している、とも聞こえてきます。最近の財団には、常識を欠いた動きを感じます。財団執行部は、財団の事業目的をもう一度見つめることを願いたいと思います。

♪「2月定例会」/3月会報発送「おりおり」 のお知らせ♪

●●●「2月定例会」●●●

2月23日(木)午後6時30分より
会場:全労済東京・レインボー会館3階会議室
 ※新宿駅下車7分(新宿区西新宿7-20-8) 
   青梅街道新宿警察署前しあわせ銀行の角入ってすぐ右側
 ※地下鉄丸の内線「西新宿」駅ができて便利になりました。西新宿駅下車1番出口徒歩2分

3月定例会予定・3月23日(木)午後6時30分より


●●●3月会報発送「おりおり」●●●

3月4日(土)12時30分より
場所:品川運輸・4階会議室 
    JR大井町駅徒歩8分・京浜急行鮫洲駅徒歩2分(品川区東大井2-1-8)
※今お読みになっている「東京の会通信」を1500通折って封入して発送します。簡単な誰にでもで
 きる作業です。いつも人手が足りません。どうかご協力を。

4月「おりおり」予定・4月1日(土)12:30より


どなたでもお気軽にご参加ください

12月末日現在 登録・適合状況

◆◆◆日本骨髄バンクの登録患者と検査済登録ドナー◆◆◆

ドナー(全国) 登録者累計 232,565人/12月登録分 4,105人/12月抹消分 690人/実質登録増 3,415人
ドナー(東京) 登録者累計 35,810人/12月登録分 539人/12月抹消分 118人/実質登録増 421人
患者(全国)  登録者累計 19,697人/12月登録分 156人


◆◆◆患者とドナー登録・適合状況(12月末日現在)◆◆◆

ドナー登録受付者数(累計) 295,564人
ドナー登録抹消者数(累計) 62,999人
有効二次検査済ドナー数 232,194人( 12月3,423人増)
二次検査適合ドナー数(累計) 121,842人
実質登録患者実数(現在) 3,123人( 国内1,478人)
HLA適合患者数(累計) 16,003人( 患者累計数の81.2%)
非血縁移植実施数 7,017例( 12月実施70例)

About

「東京の会通信」の「第166号2006年2月1日号」のページです。発行月別に掲載しています。

先月号は第165号2006年1月1日号です。

次月号は第167号2006年3月1日号です。

他にも多くの記事があります。メインページすべての通信も見てください。

バックナンバー

Powered by
Movable Type