東京の会「代表挨拶」 公的骨髄バンクを支援する東京の会 代表 新田恭平
東京の会の代表をお引受けして、今回で6年目になります。一人のものが一つの役職をあまり長く続けますとどうしてもマンネリ化を避けることができません。また、統計上、高齢者の中にカウントされる年令にも入りましたので、老害の原因になることも心配しております。お引き受けしたからには、そうならないよう十分意識しながら、この1年、東京の会の舵取り役を果たしたいと思っております。どうか、若さに溢れた皆さんが会を活発に引っ張っていかれるよう、よろしくお願い申し上げます。
東京の会には毎年多数の方々から継続的にご寄付をいただき、ご支援いただいております。改めて厚く御礼申しあげます。
一昨年度来、厚生労働省が積極的に動かれ、ドナー登録年齢の拡大その他登録要件の見直しを行い、日本赤十字社においても献血同様骨髄バンクドナー登録について協力体制が強化され、昨年は7月以降、ドナー登録者数が大幅に増え、年度登録者数が4万5千人を超えました。総登録者数は25万人に近づいています。メンバーが足りないと呼びかけてくださった井原正巳さんのお力も大きく寄与されました。心から感謝する次第です。移植件数も年間900件に及んでおります。
一方、骨髄バンクを利用して骨髄移植をする患者さんが負担する患者負担金は標準で27.1万円という額が残されており、患者負担金のない「さい帯血」移植との格差が依然として解消していません。東京の会では昨年秋には保険適用の拡大について中医協に要請しましたが今回は取り上げてもらえませんでした。患者負担金の軽減については現在皆様の署名ご協力を頂いて財団宛に要請中でありますが、財団はきわめて消極的のようです。この7月に患者負担金の改訂が行われる筈ですので、もう、一押しが必要です。署名活動へのご協力に対し御礼申しあげますと共に、ご支援をお願い申しあげます。
一昨年来続いている財団職員の退職は一時より収まったものの、引き続き発生しており、勤続1年以内の職員の比率が増えて職員の業務習熟度が低下して一部の熟練職員に負荷が集中していると聞いております。
今年の総会、記念講演で「白血病の化学療法の現状と今後の見通し」についてお話しいただきましたが、白血病を始めとする血液難病の治療法も新薬の出現など化学療法の進歩、幹細胞移植療法においてもさい帯血幹細胞移植の広がりや、GVHDの対症療法の進歩により、高齢者への適用等、拡がりを見せてきています。患者さんの治療法の選択自己決定も多様化し、情報支援の重要性が高まっています。
会員の皆様をはじめ、ご関係の皆様のご協力とご支援をお願いいたしまして、挨拶とさせていただきます。



