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第173号2006年9月1日号

2007年01月04日

財団責任者と意見交換 患者負担金軽減を巡って

 東京の会が皆様のご協力を得て、骨髄移植推進財団に宛てて2200余名の署名簿を添えて要請した患者負担金軽減等の要望に関し、さる7月26日の臨時理事会、臨時評議員会で承認決定されました。内容については本誌前号でお知らせしたとおりです。
 この決定に伴い、東京の会に対し、財団木村事務局長より説明懇談の機会を設けたいとの申し入れがあり、8月9日(水)午後4時に東京の会から代表以下5名の会員が財団を訪問し、説明懇談会に臨みました。説明の要旨は以下のとおりです。
⑴今回の患者負担金軽減はドナー確認検査手数料1人当たり3000円、標準ドナー対象人員4名で12000円の軽減である。患者確認検査料1500円の値上げおよび消費税分計1575円を財団が患者負担金軽減積立金2億3千万円を原資として行い、検査料値上げ分の患者負担金への転嫁を避けた。
⑵軽減額の水準については、財団財政の健全化と職員給与水準の低さが職員の定着率の低さの原因との組織運営委員会の答申を重んじ、バランスをとって決定した。従って、財団の財政状況によっては、患者負担金の増額を含む見直しもありうることが確認されている。
⑶東京の会会報8月号巻頭記事中、検査料の相見積り励行、広報用グッズ等の外注時の随意契約を避けるべきとの指摘について、前者については検査機関がなかったため不可能であった、後者については100%三者相見積りを励行し、ネゴシエーションも充分に行っている。
⑷東京の会などボランティア団体は、財団をいたずらに批判するのでなく、建設的、協力的態度で臨んで欲しい。
 東京の会側からは次の意見が出されました。
 今回の患者負担金軽減の結果については残念に思っている。財団が作成した今後5カ年の収支シミュレーションでは収支差額を発生させないため、収入を抑え、支出を増やし過ぎているように思われる。特に連絡調整等事業費は増額が過大に過ぎないか、普及啓発事業費の増額も大きい、人件費の伸びも職員の待遇改善をするにしてもバランス感覚を欠いていないか、これらの支出を節減して患者負担金軽減の原資を作り、軽減額の積み増しをして欲しい。
 経費支出について、具体例としてチャンスの発注量の適切性の問題が取り上げられた。発注量を増やせば一部あたりの単価は安くなるが、大量発注のため、訂正箇所が出た場合、使えなくなって無駄が生じているように思われる。現在、最新版のチャンスが完成されているにもかかわらず、使用が止められ、旧版チャンスの多量残部の消化が優先され、びっしり2ページに亘る正誤表を挿入して発送している現状があるとの指摘があった。(この指摘については数日後改善されました。)
 骨髄バンク(財団)、日本赤十字社、医療関係機関、国・自治体、ボランティア団体は骨髄バンク存立の目的である血液難病患者さんの救命支援と、善意の人たちのドナー登録と、安全に骨髄提供をしていただくための役割をそれぞれ分担して、骨髄バンク事業を推進している。医療保険その他諸制度、関係機関への協力要請などについては、財団とボランティア団体は密接な協働関係が必要と考えている。時として耳に快くない意見も述べることもあるが、それを批判として聞くのでなく、財団への改善提案として受けとめて欲しい旨要望し、今後とも今回のような意見交換の場を作ることをお願いして、懇談会を終了しました。 (新田恭平)

野球部からの報告 対プルデンシャル生命戦は惜敗?

 7月9日、新宿区の西戸山グランドにおいて、バガボンド(東京の会野球部)対プルデンシャル生命野球部の試合が行われました。相手チームのプルデンシャル生命は業界他社に先駆けて、骨髄バンクの提供者に対するドナー保険を導入した会社で、そのご縁で今回の対戦の運びとなりました。
 バガボンドはチーム紅一点の橘選手が先発。対するプルデンシャル生命はバッテリー、内野陣に経験者を配したメンバーで攻守ともにバランスの取れた好チームです。
 序盤バガボンドはライト場外に消える大ホームランを打たれるなど、リードを許してしまいます。なおも、得点圏内にランナーを置いたピンチでレフト前のヒットを期待のルーキー、ショート広橋選手が中継し、本塁に矢のような返球! 本塁上のクロスプレーで走者を刺す草野球らしからぬスーパープレイで、四国アイランドリーグ帰りの実力の片鱗を見せます。
 その裏の攻撃で先ほどファインプレーを見せた広橋選手がレフト場外に大飛球を放ちますが、惜しくもファウル。その後、バガボンドは広橋選手がマウンドに立ち、味方の反撃を待ちます。バガボンドは終盤、小学6年生の諒太郎選手がタイムリーを放つなど、小刻みに加点しますが、チャンスにもう1本が出ず、惜しくも12対6で敗北しました。点差は開きましたが、試合自体はテンポ良く進み、守備でも随所に好プレーが見られ、チームとしての成長が見られたと思います。ファウルチップがキャッチャーの大橋選手の股間を直撃(本当に痛そうでした)するアクシデントもありました。
 なお、プルデンシャル生命野球部より、エラーをしたらカンパ、ヒットを打ってもカンパというなんとも太っ腹な方法でカンパを頂き、合計で8万以上のご寄付を頂きました。心よりお礼申し上げます。また是非お手合わせお願いします。 (和泉屋)

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Newface 新会員紹介  福井郁子さん

 以前、応援メッセージや総会の記事で本誌に登場しました、東京大学大学院修士課程の福井郁子です。息子が2年半前、急性リンパ性白血病に罹ったことをきっかけに、小児がんや白血病に関する勉強を始めました。私は様々な患者会、家族会、ボランティア団体に参加し、現在は「小児がん経験者の就業の工夫に関する研究」をしています。就業の問題は、小児でも成人でも深刻な問題です。病気の経験がどのように就業に影響するのか、どのような工夫をして仕事を続けているのかを調べています。
 ご関心のある方はifukui-tky@umin.ac.jpまでご連絡下さい。最近、私はドナー登録をし、骨髄バンクの説明員の研修を受けました。一人でも多くの人が、骨髄移植のご理解とドナー登録にご協力をして頂けるよう、頑張っていきたいです。

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心のこもったご寄付ありがとうございました。                                           (2006.7.16~8.15)

宮城和子さん 7,000円/小山田ヤエ子さん 3,000円/松下博英さん 5,000円/プルデンシャル生命保険首都圏第5支社 87,678円

お寄せいただいたご寄付のうち、会費未納の会員からは会費(年3,000円)を差し引いて掲載させていただきました。

編集者雑記

▼10月は骨髄バンク推進月間です。この月間に向けて、財団は全国大会を開催しますが、今年は9月30日(土)午後1時から、東京・新宿パークタワーホールで「骨髄バンク推進全国大会2006」が予定されています。講演、パネルディスカッションの他、いろいろと歌舞音曲も準備されているようです。
▼この10月は、その他のバンク関連の催し物は、九州・福岡が注目の地となっています。まず、血液学会と臨床血液学会の合同による市民公開シンポジウムが「骨髄バンク・さい帯血バンクの今そして明日」と題して、10月21日(土)午後2時から西鉄ホールで、開催されることになっています。
▼さらに、その翌日の10月22日(日)午後1時30分からは、福岡ガーデンパレスで日本さい帯血バンクネットワーク主催による「2006年福岡発 さい帯血バンク推進全国大会」が開催されます。この全国大会は、日本さい帯血バンクネットワークの年次報告会も兼ねています。
▼わが国のさい帯血バンク事業の事業報告の他、今年は「よりよいさい帯血採取のために カンガルーケアのすすめ」と題して、ネットワークの中林正雄副会長(愛育病院院長)が、さい帯血採取現場の産科を代表してDVDビデオの上映を交えてカンガルーケアによるさい帯血採取について解説します。
▼カンガルーケアは、出産直後に赤ちゃんをお母さんの胸の上に載せるケアで、袋をもつカンガルーのように母子が密着するさまから名付けられたものですが、これがさい帯血採取にも良いのだそうで、興味深い内容です。なお、中林副会長はこのたび出産される秋篠宮妃殿下紀子さまの主治医です。
▼さらに、福岡臍帯血バンク、中四国臍帯血バンク、東海大学さい帯血バンクの3つのさい帯血バンクからも、独自の取り組みが発表されることになっています。とはいえ、東京から福岡に出かけるのは大変ですね。本誌の読者で、九州在住の方はぜひ、参加してみてはいかがでしょうか。

★東京ドナー登録会予定(9・10月)★

9月13日(水)杉並区役所(杉並区)
9月27日(水)向陽台城山公園(稲城市)
10月8日(日)創価大学(八王子市)
10月9日(祝)創価大学(八王子市)

♪「9月定例会」/10月会報発送「おりおり」 のお知らせ♪

●●●「9月定例会」●●●

9月21日(木)午後6時30分より
会場:全労済東京・レインボー会館3階会議室
 ※新宿駅下車7分(新宿区西新宿7-20-8) 
   青梅街道新宿警察署前しあわせ銀行の角入ってすぐ右側
 ※地下鉄丸の内線「西新宿」駅ができて便利になりました。西新宿駅下車1番出口徒歩2分

10月定例会予定・10月19日(木)午後6時30分より


●●●10月会報発送「おりおり」●●●

10月7日(土)12時30分より
場所:品川運輸・4階会議室 
    JR大井町駅徒歩8分・京浜急行鮫洲駅徒歩2分(品川区東大井2-1-8)
※今お読みになっている「東京の会通信」を1000通折って封入して発送します。簡単な誰にでもで
 きる作業です。いつも人手が足りません。どうかご協力を。

11月「おりおり」予定・11月4日(土)12:30より


どなたでもお気軽にご参加ください


7月末日現在 登録・適合状況

◆◆◆日本骨髄バンクの登録患者と検査済登録ドナー◆◆◆

ドナー(全国) 登録者累計 253,779人/7月登録分 3,635人/7月抹消分 900人/実質登録増 2,735人
ドナー(東京) 登録者累計 39,024人/7月登録分 516人/7月抹消分 140人/実質登録増 376人
患者(全国)  登録者累計 20,998人/7月登録分 184人


◆◆◆患者とドナー登録・適合状況(7月末日現在)◆◆◆

ドナー登録受付者数(累計) 317,216人
ドナー登録抹消者数(累計) 66,176人
有効二次検査済ドナー数 250,675人( 6月2,701人増)
二次検査適合ドナー数(累計) 132,393人
実質登録患者実数(現在) 3,286人( 国内1,493人)
HLA適合患者数(累計) 16,898人( 患者累計数の81.1%)
非血縁移植実施数 7,492例( 6月実施104例)

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「東京の会通信」の「第173号2006年9月1日号」のページです。発行月別に掲載しています。

先月号は第172号2006年8月1日号です。

次月号は第174号2006年10月1日号です。

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