ドナー登録者が30万人になりました!
トナー登録者数が1月15日に30万人に到達しました。私たち「公的骨髄バンクを支援する東京の会」は名刺の頭に「願いはドナー登録30万人!」との願いを掲げて活動を行なってきました。まずは、この目標が達成されたことを骨髄バンクの職員の皆さま、骨髄移植医療を支える関係者の皆さま、全国のボランティアの皆さまとともに喜びを分かち合いたいと思います。
この結果は骨髄移植医療の意義と入院して全身麻酔下で骨髄採取を受けるという心身のご負担に耐えて登録された一人ひとりのドナーさんの善意の積み重ねによってもたらされたものであり、心から感謝の意を表します。
また、登録会開催や献血ルームにタッチパネルを設置してドナー登録推進に協力いただいた日赤の皆さま、専門知識と技術を生かしてAC広告で協力いただいた公共広告機構の皆さま、立法に携わる立場でご支援いただいた骨髄バンク推進議員連盟の方々等、数多くのご支援者の皆さまにも喜びと感謝の気持ちをお伝えしなけらばなりません。
しかしながら、ドナー登録者30万人到達は骨髄バンク推進活動にとってひとつの一里塚でしかありません。30万人のドナープールがあれば、骨髄移植を希望する9割以上の患者さんに適合ドナーさんが見つかるとの確立計算が根拠となっていました。ところが骨髄バンクの骨髄提供は、社会で活動中の方々から生きた骨髄を提供していただくため、提供時の健康状態や仕事の都合で、またご家族の同意が得られず、心ならずも提供できない事例が発生するのですが、このような事例発生の確率が十分考慮されていなかったため、実際には30万人のドナープールがあっても骨髄移植が行なわれる比率は60%弱にとどまっていあmす(骨髄バンクマンスリーレポート平成19年12月15日号)。
30万人のドナープールのうち、登録保留者(提供後1年間は提供対象から除く対象者、出産や育児や海外赴任など、あるいはご本人からの申出により保留している事例等)が常時約10%近くあり、30万人中、27万人がコーディネート対象者となります。この27万人のドナーさんのうち、HLA検査が従前の抗血清法で行なわれた、いわゆる2桁ドナーが13万6000人残っており、遺伝子型検査を済ませた4桁ドナーが結果として優先的に提供候補者に選ばれる場合が多いことを考えると、この度のドナー登録者30万人到達も手放しで喜んでいられません。
特に13万6000人の2桁ドナーさんには再検査を受けていただき、4桁ドナーとなっていただき、ドナープールがHLAデータとして一つの母集団になることが望ましいのです。身近な事例ですが、一昨年ドナー登録13年目にして初めてコーディネートの対象となり、提供された2桁ドナーさんが、提供時の確認検査で4桁ドナーとなった結果、登録保留期間がすぎて6ヶ月で、再び骨髄提供が決まったドナーさんの事例を知っています。
これからの目標は、造血幹細胞移植を希望される患者さんに、患者さんとして移植を受けるのに最も適切な時期(ジャストインタイム)に、患者さんが希望する造血幹細胞を提供できる体制作りです。そのためには①財団と日赤との密接な連携によるドナー登録の一層の推進、②骨髄バンクとさい帯血バンクの一体化した活動システム作りの推進、③ドナープールのHLA検査データの2桁・4桁格差の解消が必要ではないかと考えています。
ご関係の皆様には今後とも一層のご支援ご協力をくださいますようお願いする次第です。 (新田恭平)




