第21回東京の会定期総会を開催
6月26日、全労済東京会館にて東京の会の第21回定期総会と、医療講演会、患者交流会が開催されました。総会では議事に従い、活動報告、会計報告等の議案が参加者により次々と承認されていきました。そして、代表や代表代理と共に1年間私たちを引っ張ってきてくれた大橋事務局長が仕事の都合で退任し、後任には保居範昭さんが就任しました。また、新たなポストとして事務局次長に若木さんが就任し、若い事務局長をサポートしていくことになりました。
代表の三瓶さんから、「つい最近、1989年当時の古い原稿が出てきた。骨髄バンクを作ろうと患者家族に呼びかけた時のものだった。これは初心に帰れというメッセージだと思う」という話しがありました。また、若い事務局長をみんなでバックアップして欲しいというお願いもありました。
人や時代が変わっても、私達は原点を忘れず患者さん救済を第一の目的として、ドナーの安全や患者さんおよび患者家族の皆様に情報提供などのサポートをするために活動を続けていくことを再確認しました。
総会が無事に終わり、休憩の後、埼玉医科大国際医療センター精神腫瘍科の大西秀樹先生に特別講演をしていただきました。闘病中の患者さんとそのご家族にとって、心のケアがいかに大切であるかということを、いくつかの事例と共にお話し下さいました。『白血病などの血液疾患、また固形のガンにおいても、患者さんが訴える身体症状の中には、病気そのものによるものや薬の副作用によるものの他に、うつ病など精神的な病気が隠れていることがある。それが治療意欲の低下につながったり、骨髄移植後の社会復帰の妨げになることもある。うつ病は心が弱いからなるものではなく、誰でもかかる可能性があり、かかってしまったらインフルエンザと同じで、薬による治療と十分な休養が不可欠である。これからの医療は、身体症状だけでなく、精神的要素も考慮した治療を考えていかなければならない。また、家族にとっても看病は大変な作業であり、医療者は患者さんと家族を淡々と支えていくことが必要である』
病気になった時の不安や苦痛、看病する家族の精神的な負担を考えると、大西先生がおっしゃるような医療スタッフによる心のケアが、どんなに強い支えになることかと思います。そして、患者さんご本人だけでなく、家族の心まで支援しようとする試み、それが結局、患者さんの心の安らぎや、看病する人の心の余裕につながっていくのだと思いました。
医療講演の後は患者交流会です。昨年の総会後に行なって好評だった患者交流会を、今年も行いました。東大医科研の田中祐次先生と患者会「ももの木」と「しらたまの会」の皆さんが参加して下さり、患者さん、患者家族、ドナー、ボランティアが一堂に会して、昨年同様いすを並べて大きな輪を作りました。そして、それから近くの人とグループを作り、短い時間ではありましたが、それぞれの立場で質問したり、自分のことを話したりして交流を深めました。冒頭では田中先生が場を取り仕切って下さったおかげで、大人数での交流会をスムーズに始めることができました。
盛りだくさんの総会でしたが時間はあっという間に過ぎていき、場所を変えての懇親会も大いに盛り上がりました。 (福永)


