祝辞

      御紹介されました全国骨髄バンク推進連絡協議会、会長とは、たいへん名ばかりでございますけれども、34団体43都道府県、みんな、ボランティアの仲間の今日は代表として心から、この沖縄において大会が開かれることになりまして、多くの方に御参集いただきましたことを、まずもって、心から厚く御礼申しあげます。ありがとうございました。
      今日は、御来賓にも沖縄県知事を代理として副知事がおいでいただき、そして市長、行政、そして外郭の血液学会の先生方、財団、厚生省の皆様方に御来賓としておいでいただきありがとうございます。
      私たちが白血病の人たちのために頑張っている十年の歩みとともに、何とかこの気持ちを沖縄においても皆さんにお伝えしたいという気持ち一心で今日、明日と大会を開かせていただきます。諸々と、いろいろなお話があるとおもいますけども、まずもって、私は、今日の総会のスタートをきらしていただいて目的は、30万人のドナーを集めたい!症例、骨髄移植の二千人を今ようやく突破したこの十年の間、ドナーは、非常に遅々として進まない状態をきました。十万人を越したのも、つい最近でございます。しかし、患者さんとそしてその治療が完全にできると言うにはやはり現況においては、30万人のドナーを皆さんにしていただいて、私どもは、一人の命、今、臓器移植と言う非常に大きなその気持ちを国においても皆さんのご承知のようにテレビであいついで放送されておりますけども、私たちは亡くなった方の臓器移植じゃなく、元気な方のちょっとした心の愛をそそいで頂ければ、一人の人が治癒する事が出きる、心を大きく持っていただく事が私どもの目的であります。
      大変いろんなことで誤解されている面もありますけども、私たちのしている骨髄移植のこれはもっと理解をしていただき、どんなことにも、麻酔をかけて治癒をする、外科をすれば必ず麻酔が必要、どうしても外科的な治癒、この採血するには、麻酔などの問題も大きく、それを皆さんがなにか偏って理解されているんでないだろうか?
      今日において、そういうことは、完璧とは言えませんが、99.99(%)位、私は、完全に、ことが万事運んでいると思っております。私もまったくボランティアの一人でございますので、これから二日間にわたる行事において、お気持ちがありましたら、どうぞ、皆様方、それに参加していただき、そして一人でも、本当に隣の人が、隣の子供が、ある日、白血病になった時、それを助けるてだての一人としての心の参加、どうかご理解賜りたいと思います。まずもって、心からのお願いの御挨拶にかえさせていただき、ありがとう存じました。

      平成十一年六月十九日

    全国骨髄バンク推進連絡会議
    会長   海 部 幸 世