あいさつ
九州骨髄バンク推進連絡会議 設立十周年祈念「'99全国骨髄バンクボランティアの集いin沖縄」が、ここ那覇市で開催されるにあたり、一言ごあいさつ申し上げます。
全国各地からお集まりの皆様ようこそ那覇へおいで下さいました、心から歓迎申し上げます。
さて、わが国の骨髄バンク事業は、公的バンクの設立とその普及・啓発に取り組まれてこられました患者や家族の方々、関係者の皆様の日頃からのご努力により、平成三年十二月に骨髄移植推進財団が設立されて以来七年余が経過しました。その骨髄バンク推進のための草の根運動は、着実に成果を上げております。しかし、骨髄提供希望者数が平成十年八月に当初の目標 十万人を超えたとはいえ、いまだ骨髄移植希望者すべての方がその恩恵を受けるには至っていない実情であります。
本日のこの集いを機に、命の大切さとボランティア精神の重要性についての認識が広がり、骨髄バンクに対する理解が深まって、ドナー登録が拡大して多くの患者さんが移植のチャンスに恵まれますよう心から願うものであります。
本県は、我が国で唯一の温暖な亜熱帯気候で豊かな自然に恵まれた大小 161の島からなっており、その中にあってここ那覇市は県都として、沖縄の玄関口であります。多くの観光客が訪れる首里城や敷名園・福州園など、本市の歴史と関わりの深い観光・文化施設は、ぜひ訪れていただきたいところです。せっかくの機会でございますので、異国情緒たっぷりの南国沖縄を満喫して下さい。
最後になりましたが、全国骨髄バンク推進連絡協議会のますますの飛躍、発展とボランティアの皆様のご健康を祈念いたしまして、歓迎のごあいさつとさせていただきます。
平成十一年六月十九日
那覇市長 親 泊 康 晴
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