[杉尾宗紀アナウンサー]
もう一度、自己紹介をします。
私、NHKの沖縄放送局で勤務しておりますアナウンサーの杉尾宗紀と申します。よろしくお願します。
去年の8月まで東京で勤務しておりまして週間ボランティアというの教育テレビの番組を毎週金曜日に担当をしていたんですが、私と一緒に司会をなさっていたのが、東ちづるさんであります。そして、私が、今日、ここに居るのも東ちづるさんのひきあわせといいますか、東さんは、ずっと以前から90年代の始めから骨髄バンクの普及活動に協力をなさっています。そのことは、けっこう、いろいろなマスコミ等でもとりあげおりますので、ご存知のかたも多いと思います。その東さんと私は番組を一緒にさせていただいて去年の8月から沖縄で勤務してるんですが、こんどこのボランティアの集いin沖縄で東さんから私が沖縄に行くんで、「杉尾さん!あなたも、なにかしなさい!」と言われて、「じゃ司会でもやりますか?」、「じゃ、やってね!よろしく!」と言われて私はここに立っている訳なんであります。ところがですね、ところが!
そのいいだしっぺの東ちづるさんが、「今回、どうしても、沖縄に行く事ができなくなりました。」というお電話をいただいたのが、今を去る事、10日程前であります。なにが、おこったかと言いますと、世界ウルルン滞在記という番組で東さん、ずっとレギュラーで出ていらっしゃいますけどもその番組のロケが入った、普通のロケなら断る、しかし、東さんは、ずっとボランティアに高い関心をしめしてこられた方でドイツで国際協力のボランティアに実際に自分も参加する、あの方は、スタジオで石坂浩次さんなんかと一緒にクイズに答えたりするレギュラーの役目なのですけど、今度は、実際に自分で外に出で、あの人がトライヤーとなって自分で体験するという演出になっているらしいんですけど、それでどうしてもくる事ができなくなりました。ごめんなさいということで、しかも、こういう東ちづるさんの写真入りのパンフレットまで刷った後に来られなくなって、どうもほんとすみませんということなんですが。そういう東さんから、皆様に、ごめんなさいのメッセージが届いておりますので、まず、トークコーナー、その東ちづるさんのメッセージからごらんください!
[東ちずるさんからのビデオメッセージ]
みなさんこんにちは!東ちづるです。
私は、今、京都の太秦撮影所で2時間ドラマの収録をしております。
京都での撮影が17日まであります。そして、実は、19日から仕事でドイツに行ってまいります。今日は、19日ですよね。沖縄にいけなくて本当に申し訳なく思っております。
ごめんなさい!
亜門さんとのトークショーなんですが、去年からとても楽しみにしていました。
沖縄のみなさんが、「ぜひ、亜門さんに」ということで亜門さんにお願いをしました。
亜門さんは、とっても快く引き受けてくださったんですね。そこで、もう、私が行くだけだということでほっとしてたんですが、実は、5月の終わり頃に、このドイツの仕事の話が19日からになるということになりました。ドイツには取材、リポートにいくんですけども、ベトナム戦争の孤児の子たちをドイツに呼んでそこで精神的にそして肉体的にリハビリをするセンターがボランティア団体があるんですね。以前から、海外のボランティアにとても興味があって取材をしたいと思ってました。この仕事は、自分から行きたいと思っていたんですね。でも19日からだと沖縄でのイベントにいけなくなるので、一時は、諦めてました。でも、骨髄バンクを作った大谷貴子さんにちらっとこの話をしたところ、「ぜひ、仕事にいくべきだ!」というふうに言ってもらえたんです。「仕事を犠牲にするとか、なにかを犠牲にしてボランティアをしはじめるとボランティアをする気持ちが変わってくる。その仕事をした後に骨髄バンクへの活動に生かしてほしい。」他のボランティアの仲間にも相談したところそれは、行ったほうがいいんじゃないかと、イベントのほうは、東さんがいなくてもみんなで力を合わせできるから。で、また、沖縄には、ちがう形で講演なりシンポジュームできてほしい。ということで、皆さんの理解と好意で仕事に行く事ができるようになりました。ほんとに感謝しております。そして、沖縄のみなさんには、大変申し訳なく思っております。私がお誘いした亜門さんなんですが、亜門さんも、ぜひ、それは、いい仕事をしてきてくれということで理解をしていただきました。亜門さんにも、ほんとうに感謝しております。そして、今日のトークショーぜひ、ぜひ、楽しんで、頑張っていただきたいと思います。*******等

[宮本]
よろしくおねがいします。宮本です。
[大谷]
よろしくお願いします。大谷と申します。
[宮本]
ということで、東さんがいませんが
[大谷]
はい、すみません。へんな代役で
みなさん、すみません。亜門さんにあやまってもしかたない。なんで、私があやまるのかな?
[宮本]
それは、あやまる必要ないんじゃないですか。僕は、むしろ、大谷さんと会いたかったです。
[大谷]
ありがとう。すみません。はじめまして!
[宮本]
はじめましてですね!東さんとは、ある番組をやっておりまして、それが、2年間ほどやっていまして………

[ある芸能人の話、沖縄料理のゴーヤーチャンプルの話題、大谷さんの著書(霧の中の命、生きてるって幸せ)の中での恋愛論等についての話題……………等]

[宮本]
それじゃ、すこし、骨髄バンクというか、ここにいるのが、実ははずかしんですが、知りません。東ちづるさんから電話をいただいて、いろいろ話てみようよということで、むしろ僕は聞くという立場で、わからない事をいろいろと聞いてみたいと思います。
毎年5千人?
[大谷]
毎年5千人から6千人、新たに発病します。
[宮本]
突然、なんの前兆もなく?
[大谷]
たいていの方がそうですね。せいぜい兆候といえば、風邪ぽい感じで、37度ぐらいの微熱がずっと続いて風邪の薬を貰ってもぜんぜん効かない。治らない。身体はだるい。
で、念のため、血液検査をしましょうかということで、白血病だった。まだ、その方たちは、自覚症状があるほうで、献血に行って、血液のデータでわかる人とか、会社の健康診断で見つかる人がいます。まったく自覚症状が無くて、普通に仕事をして、たまたま、4月の健康診断で見つかったなど。ですから、私には関係ないやと思っている方もいっぱいいらっしゃると思いますが、ほんとに一生関係なければ、これほど幸せなことは、ないんですが、何時どこで、自分に関係してくるかわからない
[宮本]
これは、予防もなんにもないのですか?
[大谷]
癌ですから、今、癌のメカニズムがどんどん解明されていますから、近い将来、白血病は、これだとか、、遺伝子に傷がついているとか結果としてはわかるみたいですけど、例えば、タバコと肺ガンの関係だとか、アルコールと肝臓ガンとか、なにか特定されるものは、いまのところないみたいですけど、もちろん、チェルノブイリですとか、放射能を完全に浴びた人とか、そういう事の原因のある人もいらっしゃいます。今、日本の中で発病される方は、ほとんどそういう原因は、わかっていません。
だから、予防もできない。
[宮本]
突然、まあ、大谷さんは、
[大谷]
なってしまいました。
[宮本]
生理?
[大谷]
まあ、生理の量が多くて、血液検査にいったら、そのまま、白血病だった。自覚症状は、それ以外ありませんから、まあ、びっくりというよりかドラマの世界みたいでしたね。ひとごとみたいな
[宮本]
25歳でしたっけ?
[大谷]
はい、25歳です。
[宮本]
それで、突然そういう話になって、それから、いろいろ調べるということで?
[大谷]
それまで、白血病にたいする知識は、まったく無かったです。
[宮本]
で、その4種類というんですか。慢性、急性?
[大谷]
そうですね、中でもリンパ性、骨髄性とあって、実は、そのなかでも、もっと細かくあるんですが、おおきくわければ、4種類です。
[宮本]
リンパ性が急性と慢性、骨髄性が急性と慢性、いちおう簡単にいうと4つ、となった場合、この骨髄移植に関しては、骨髄系のものとなるんですか?
[大谷]
いえ、それは、病体の状態によります。リンパ性白血病でも骨髄移植を必要とする場合もあるし、いまですと、いろいろな治療法が出てきてますし、薬も非常に進歩していますので慢性骨髄性白血病でも骨髄移植を選択しない人もいるし、で、しなければならない人もいるし、それは、もう同じ病名ががついても、それぞれが違うのです。ですから一概には、いえません。白血病になったら、イコール骨髄移植ということではないんですが、でも、骨髄移植をしなければならない人にその提供者が与えられないのは悲しいので骨髄バンクという組織がある。
[宮本]
なるほど、ちょっとシビアーな質問ですけども、白血病になって骨髄移植をしても無駄だという方もいらっしゃるわけですか?
[大谷]
無駄だという表現は、ちょっときびしいですけど、まあ、間に合わないという方もいらっしゃいます。

<すみません。ここまで、しかできてません。もう少しお待ち下さい。>