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こうのとりマリーン基金

2024年2月より助成内容を充実させました。

骨髄バンクやさい帯血バンクの発展と医療技術の進歩により、多くの患者さんが造血細胞移植治療を受けるようになりました。若い女性の場合、治療の過程で生殖機能にダメージを受け不妊となる可能性もあります。一方で、生殖医療の進歩によって、がん患者のための未受精卵子保存などの研究が進められ、今や造血細胞移植を始める前に卵子を保存し、完治した将来に子どもをもつことも夢ではなくなっています。

        いまは大変だけど、がんばっていつかはママになるんだ。

「こうのとりマリーン基金」は、そんな未来への希望をつなぐために、未受精卵子の採取・保存、保存後の妊娠に係る費用を支援します。本基金は返済を求めることはありません。

「こうのとりマリーン基金」は、東京マリンロータリークラブからのご厚意を原資に創設されました。

助成対象になる方(血液疾患の患者さんが対象です)

<共通項目>
〇血液疾患患者で日本国内に居住し、日本国内で治療中の方。
〇原疾患の主治医の許可を受け妊孕性温存・生殖補助医療を受けた方。
〇自治体等の助成を超えた分の費用が対象
〇前年の世帯の総収入(所得ではありません。各種控除される前の金額です。また、各種年金や傷病手当、児童手当や障害年金なども含めます)が当基金の定める額を超えていない方(下記の算定表により算出します)。

<未受精卵子採取保存費用支援>
〇卵子採取時35歳以下で未婚の方
〇採取に係る費用
〇保存料は採取時に支払う分を含め3年分まで助成
〇合計20万円まで複数回申請可

<生殖補助医療費用支援>
〇「こうのとりマリーン基金」で支援を受け、妊孕性を温存した方
〇生殖補助医療の開始年齢が43歳未満の方
〇合計20万円まで複数回申請可

※自治体で「小児・AYA世代のがん患者等の妊孕性温存療法研究促進事業」が開始されました。2021年4月以降に採取保存された方は自治体へ申請してください。自治体の助成の対象とならなかった費用が対象となります。
自治体の助成内容や申請方法などは自治体のホームぺージ(都道府県一覧を表示します) をご覧ください。

申請時期について

〇未受精卵子の採取保存・生殖補助医療費用支援の場合は支払いから6カ月以内。
更新保存料支援の場合は支払ってから3カ月以内。

基金の案内と申請書類

こうのとりマリーン基金のご案内
申請書一式

【収入上限算定表】
入力用
手書き用

※申請をお考えの際は、まず収入条件をご確認ください。

助成の審査と決定

  • 申請を受理して必要書類が整っている場合は、基金運営委員会(医師・MSW・税理士・患者家族・ドナー経験者等)にて審査し、3週間ほどで書面にて結果を通知します。
  • 審査の内容についてはお答えできませんので予めご了承ください。
  • 審査の結果、ご希望に添えない場合が有ります。その際はご容赦下さい。
  • いただいた個人情報は内容の確認、審査結果の通知以外には使用しません。

報告書の提出

  • 助成を受けた後は報告書の提出をお願いしています。
  • 助成後、基金の趣旨に反することが明らかになった場合、助成金の返還請求を行う場合があります。
<ご寄付受入窓口>
患者さんの"将来子どもを持つ"という希望を繋げるために役立てます。
趣旨にご賛同いただける皆様からのご寄付をお待ちしております。
ゆうちょ銀行 〇一九(ぜろいちきゅう)店
当座 0586461
口座名義 こうのとりマリーン基金
<お問い合わせ先>
特定非営利活動法人 全国骨髄バンク推進連絡協議会
TEL:03-5823-6360  FAX:03-5823-6365