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さい帯血バンクについて

さい帯血とは

img_heso01.pngさい帯とは、へその緒のことです。
お産の直後にさい帯と胎盤に残っている血液をさい帯血と呼びます。さい帯血には造血幹細胞(血液をつくる源となる細胞)がたくさん含まれています。

さい帯血移植の特徴

img_heso03.pngさい帯血移植では骨髄移植の場合ほどには白血球の型を厳密に合わせる必要がないので適合するさい帯血を見つけることが容易になります。また、さい帯血は事前に保存されて いるので移植までの期間が骨髄移植の場合より短いのも特徴です。

さい帯血の採取について

img_heso02.png赤ちゃんが無事に産まれて、さい帯を切り離した後、さい帯の血管に針を刺してさい帯と胎盤に残っている血液を採取します。ですから、お母さんにも赤ちゃんにも痛みや危険性はありませんし、分娩の経過にも全く影響はありません。

さい帯血の採取後の流れについて

採取されたさい帯血は、患者さんに移植できるように調製し冷凍保存されます。また血液型や感染症などの検査を行い、お母さんから返送された健康調査票の確認後、登録され、病院から申込みがあると、移植が必要な患者さんのもとへ届けられます。

~公的さい帯血バンクとプライベートバンク~

公的さい帯血バンクで保管されているさい帯血は、お母さん達から無償で提供していただき、白血病などの病気で移植を必要とする患者さんのために使われます。一方、さい帯血プライベートバンクでは、本人や家族が将来何らかの治療に使うことができるようになる可能性を想定して、さい帯血の保存が行われており、保管を依頼する場合には、保管のための、費用を支払う必要があります。