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理事長のごあいさつ

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 2023年7月1 日付で新理事長に就任しました梅田正造(しょうぞう)です。これまで副理事長として3期6年間、事務局所管、東京マラソン、ホームページ(HP)、協議会ニュース等を担当して、規則・マニュアルの整備、東京マラソンの寄付先団体としての採用実現、HP の全面改訂、ニュースの編集を行ってきました。

 私は東京都出身ですが、就職した会社の初めての勤務地が千葉県にあった工場だったことから千葉に住むことになり、その後千葉から東京の本社、千葉の研究所にも通勤することになりました。工場勤務のとき同じ職場の方が幼い娘さんを白血病でなくされた経験から、同じ境遇の患者さんを救おうと同じ志の県内に住む二人の方と共に3人でボランティア団体千葉骨髄バンク推進連絡会(千葉の会)を1991年2月に設立され、骨髄バンクを創ろうという活動を開始し、県内各地で設立のためのシンポジウムを開催していました。 会社人間だった私は、このころ人生の幅を広げるため社会に貢献できることはないかと探していたこともあり、シンポジウムの一つに参加したことを切っ掛けに、千葉の会に同年8月に入会して、骨髄バンク設立活動を一緒に始めました。この活動は全国の同じ目的を持った仲間(全国骨髄バンク推進連絡協議会設立に携わった皆さん)の活動とも相まって国を動かし、骨髄移植推進財団(現日本骨髄バンク)が同年12月に設立されました。財団は翌年1992年1月からドナー登録を開始しました。私はすぐに登録しました。幸いなことに間もなくHLA(白血球の型)が患者さんと一致して1995年冬にドナーになりました。私が骨髄液を差し上げた患者さんは幼児で、ご両親から元気になったとのお手紙を頂きました。この手紙は今でも大切な宝物になっています。

 千葉の会は、財団ができた後は骨髄バンクの普及啓発活動(アクアラインマラソン等)、献血併行型登録会開催(特に東京モーターショーでの登録会は関東近辺の全国協議会の皆さんの応援をいただきました)、イベント開催(コンサートと落語会等)、医療講演会・相談会等の活動を行ってきました。全国協議会にも役員改選時に常に役員を派遣して運営の一端を担ってきました。

 私自身は、千葉の会では1992年5月に副会長に、1995年5月に会長に就任して今日に至っています。 会長就任と共に、千葉県の「千葉県骨髄移植推進協議会(現千葉県造血幹細胞移植推進協議会)」の委員に就任し、現在も務めていますが、千葉県内の骨髄バンク活動の担当課の薬務課、千葉県赤十字血液センターと協力して活動を推進してきました。
一方、骨髄移植推進財団(現日本骨髄バンク)では、2000年(~現在)に説明員に、2001年~2003年にコーディネート委員会副委員長、2003年~2005年に普及広報委員会委員、2005年(~現在)地区普及広報委員に就任し、骨髄バンクの基盤構築に微力を尽くしました。これらのことが評価され2016年からは評議員に就任しています。
また、2012年~2022年、厚生労働省の厚生科学審議会疾病対策部会造血幹細胞移植委員会委員に就任し、関連法令、省令、指針の施行、見直しに関与させていただきました。2017年(~現在)からは同省の造血幹細胞移植医療体制整備事業選定評価会議委員にも就任しています。

 全国協議会とは、2017年12月に会社を完全退社することが決まっていたことから、理事に就任することを要請され、2017年5月の役員選考時に公募で立候補して、7月から理事に就任すると共に副理事長に選任されました。以降3期6年副理事長を務め、この7月1日から理事長に就任しました。
 これからは理事長として各地の正会員の皆様、団体の皆様との交流を更に深め、献血併行型登録会支援にも力を入れて参りますので、皆様のご支援をよろしくお願い申し上げます。

認定特定非営利活動法人 全国骨髄バンク推進連絡協議会
  理事長 梅田 正造